食洗機はどう選ぶ?メリットとデメリットを完全ガイド
- リフォーム基礎知識
- リフォーム基礎知識
食洗機は、現代の忙しい生活をサポートする便利な家電の一つです。
しかし、様々な種類や機能があるため、どの食洗機を選ぶべきか迷ってしまうこともありますよね。
この記事では、「食洗機の選び方とそのメリット・デメリット重要なポイントについても詳しく解説します。
食洗機の導入を考えている方はぜひ参考にしてくださいね。
食洗機の基本的な機能
食洗機は、ただ自動で食器を洗ってくれるだけではありません。
手洗いとは違う機能について簡単に解説していきます。
高温のお湯での洗浄
食洗機の大きな特徴の一つは、高温のお湯を用いた洗浄機能です。
50〜80℃もの高温で食器を洗浄するため、手洗いでは落ちにくい頑固な汚れや油を効率的に除去できます。
このような高温洗浄により、除菌・消臭効果も期待できることが食洗機のメリットです。
強力な洗剤の使用
食洗機では手洗い用食器洗剤とは別の専用の洗剤を使用します。
この洗剤には、酵素が含まれており、油汚れや食品の残留物を効果的に分解します。
食洗機用洗剤は手洗い用の洗剤とは異なるため、特に頑固な汚れをしっかり落とすことができるのが特徴です。
高圧水流と高温乾燥
食洗機は高圧の水流を利用して、細かい食器の隙間や複雑な形状の調理器具までしっかりと洗い上げます。
この高圧水流は、しつこい油汚れや雑菌を効果的に取り除くことができ、手洗いでは難しい接触面の隅々まで洗うことができます。
さらに、洗浄後は高温乾燥が行われ、食器をしっかり乾かし雑菌の繁殖を防ぐ効果もあります。
食洗機のメリット
時短と手間削減
食洗機を使う最大のメリットの一つは、家事の時間と手間を大幅に削減できることです。
食洗機に食器をセットするだけで、あとは自動で洗浄と乾燥が完了します。
手洗いでは約20分かかるとされる作業が、食洗機の使用でセット時間は約5分に短縮され、他の家事や趣味に時間を割くことができます。
特に共働き家庭や忙しい一人暮らしの方にとって、食洗機は生活の質を向上させる便利な家電です。
節水と節約効果
食洗機は手洗いに比べて大幅に節水が可能です。
食洗機のほうがむしろ水道代がかかりそう、と思う方もいらっしゃるかもしれませんが、熱湯を使いながら洗浄するため、しつこい油汚れを落とすための洗剤や水の量が、手洗いに比べ節約することできます。
手洗いが必要とする水量の約1/9で済むため、水道代が大きく節約できます。
商品にもよりますが、手洗いでは約18.9円かかるところを、食洗機では約2.7円に抑えられると言われています。
この節水効果により、電気代やガス代も含めた全体的なランニングコストがお得になり、家計の負担を軽減させる理由となります。
除菌・消臭効果の向上
食洗機は手洗いより高温で水を使用するため、食器に付着した細菌を効果的に除去します。
高温のお湯と共に、専用の酵素を含む洗剤が使用されるため、衛生面でのメリットが向上します。
日常的に食器を清潔に保ちたい方には、この高い除菌効果が大きな魅力です。また、消臭効果もあり、使用後の食器に柔らかな香りが残ることもあります。
手洗いでは難しい汚れの除去
食洗機の強力な洗浄能力は、手洗いでは取れにくい頑固な汚れでもしっかりと除去します。
油汚れや茶渋、口紅の跡なども効果的に落とすことができるのです。高圧水流と洗剤の働きにより、複雑な形状や多数のくぼみがある食器でも細かい部分までしっかり洗浄できます。
このため、日々の食事で汚れがちな食器も簡単に綺麗に保つことが可能です。
食洗機のデメリット
予洗いの必要性
食洗機を使用する際、予洗いが必要な場合があります。
特に頑固な汚れが付着した食器や鍋は、食洗機だけでは完全に綺麗にならないこともあります。
このため、手早く食器を乾く前に流し洗いをする手間が発生し、時短効果が半減してしまうことがあります。
しかし、予洗いをすることで、洗浄効果を高めることができます。
食器配置の手間
食洗機に食器を入れる際には、適切な配置が重要です。
食器が密接しすぎると、洗浄が不十分になる可能性があります。
また、食洗機の形状に合わせて食器を置く必要があり、配置に少し手間がかかることがあります。このため、初めて使う際は、ビルトイン型や卓上型の食洗機の使い方を十分に理解する必要があります。
適さない食器や洗い残し
食洗機には適さない食器もあります。
例えば、樹脂製のものや木製の食器、一部のデザイン性の高い食器は、食洗機の高温と強力な洗剤により傷んでしまう可能性があります。
また、適切に配置しなかった場合は、洗い残しが発生することもあります。
食器の材質や大きさに注意しながら使用することが大切です。
稼働音と時間の問題
食洗機の使用中に発生する音が気になる場合があります。
特に夜間に使用すると家族や近隣への騒音の心配があります。
また、洗浄サイクルにある程度の時間がかかるため、急いで食器を使いたい時には手洗いが必要になります。
このような場合、使用する時間帯に配慮して、食洗機を効果的に利用することが求められます。
食洗機の種類と選び方
卓上型とビルドイン型
食洗機には大きく分けて卓上型とビルトイン型の2種類があります。
卓上型は設置が簡単で、特に賃貸住宅でも工事不要で手軽に導入できるのが利点です。
価格も3万~10万と、導入しやすい価格帯で、状態のいいものならリサイクルショップなどで入手することもできます。
狭いキッチンにも置くことができるコンパクトなサイズが特徴で、キッチンのスペースに合わせて選びやすいです。
一方、ビルトイン型はキッチンに組み込んで設置するため、作業スペースを有効に使えます。
ただし、設置には工事が必要で、また卓上型に比べ初期費用が高くなりがちな点がデメリットです。
どちらを選ぶかは、家の設置環境や使用頻度、設置スペースから検討するのが良いでしょう。
フロントオープン?スライドオープン?
食洗機のドアタイプにはフロントオープンとスライドオープンがあります。
フロントオープンは、ドアを手前に開くタイプで、食器の出し入れがしやすいというメリットがあります。特に大きな食器の配置が楽になるのでおすすめです。
スライドオープンは、引き出しのようにドアをスライドさせるため、開口部が少なく済みます。
狭いキッチンで、開閉のスペースが限られている場合にはスライドオープンを選ぶとよいでしょう。
選ぶ際は、どの程度のスペースを必要とするか、日常の動線を考慮して選定すると良いです。
深型と浅型の違い
食洗機には深型と浅型があります。
深型はその名の通り、奥行きがあり、大容量の食器や大型調理器具を洗うには最適です。
家族が多い場合や、多くの調理器具を一度に洗いたい場合には深型を選ぶと効率的です。
浅型はコンパクトで、キッチンスペースが限られている場合や少人数の家庭に適しています。
食器洗い機の設置スペースが限られている場合には浅型の選択が望ましいですが、その際でも、食器量や調理頻度に応じて最適な大きさを選ぶことが重要です。
ビルドイン食洗機の工事は千葉建設工業へ!
食洗機は、日々の家事負担を軽減し、生活にゆとりをもたらす便利な家電です。
選び方のポイントやメリット・デメリットをしっかり把握した上で、自分のライフスタイルに合った食洗機を選びましょう。
これにより、効率的な家事が実現し、より快適な暮らしを楽しむことができます。あなたにぴったりの食洗機を見つけ、充実した時間を手に入れてください。
千葉建設工業では、ビルドイン食洗機のリフォーム工事、キッチンリフォーム工事も承っています!
無料でお見積りのご提案もできますので、まずはお気軽にご相談くださいませ。