知らずにやってない?浴室のNG行為3選と正しい使い方
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知らずにやってしまっている行動が、実は浴室に悪影響を与えているかもしれません。
毎日の入浴習慣の中で、誤った使い方を続けると、浴室の劣化を早めたり、掃除が大変になったりすることがあります。
本記事では、特に注意すべき浴室でのNG行為として以下の3つを取り上げ、その理由と適切な対処法について解説します。
あなたの家は大丈夫?浴室のNG行為3選
毎日使う浴室ですが、何気なく行っている習慣の中に、実は浴室の寿命を縮めたり、トラブルを引き起こしたりする原因が潜んでいるかもしれません。
知らず知らずのうちに「やってはいけない行為」を繰り返していると、設備の劣化を早めたりすることがあります。
ついやってしまいがちな「浴室のNG行為3選」について解説いたします。
入浴中に換気扇を回す
入浴中、特に夏場は換気扇を回しているご家庭は多いのではないでしょうか。
実は入浴中に換気扇を回していると、浴室の空気の流れが変わり、湿気が適切に排出されずに逆効果になることがあります。
その結果、湿気がこもりカビが生えやすくなってしまう恐れがあります。
換気扇を回すことで空気の流れが生まれますが、浴室の外との温度差により、湿気が天井や壁に結露しやすくなります。
この結露が溜まると、カビが発生しやすい環境になってしまうのです。
特に天井や壁の角などは湿気が逃げにくいため、換気扇を回しながら入浴すると、かえってカビの温床になりやすくなります。
効果的な浴室の換気方法
- 入浴後に換気扇を回す・・・浴室を使用した後に、しっかりと換気扇を回し湿気を排出する。
- 浴室のドアを開けておく・・・ドアを少し開けることで、空気の流れを促進し、湿気を拡散させる。
- 浴室の壁や床を拭く・・・水滴をそのままにせず、タオルやスクイージーでふき取ることで、結露を防ぐ。
これらの方法を実践することで、換気を効果的に行い、カビの発生を抑えることができます。
メラミンスポンジの使用はNG
メラミンスポンジは、その高い研磨力から「洗剤なしで汚れが落ちる」として人気がありますが、浴室では使用を避けるべきアイテムです。
メラミンスポンジは非常に細かい繊維でできており、表面を削り取ることで汚れを落とします。
しかし、浴槽や鏡、床などの素材に細かい傷をつけてしまう可能性が高いのです。
これらの傷が原因で、汚れが付着しやすくなり、逆に掃除の手間が増えてしまうことも。
特に、浴槽や鏡には防汚コーティングが施されている場合があります。メラミンスポンジを使用すると、このコーティングが剥がれ、くもりや水垢がつきやすくなってしまいます。
代替えとなる掃除方法
- 浴室や壁には中性洗剤とスポンジを使用
- 鏡の水垢には専用のクリーナーを使う
- 床の汚れはブラシで優しくこする
もし、すでに汚れやすいのが気になっている、通常の掃除では落としきれない汚れがある場合は、劣化による影響も考えられます。
10年以上年数が経っている場合は、浴室のリフォームも検討するのもいいでしょう。
お掃除がしやすい浴槽や床材も多くありますので、「掃除しやすい浴室リフォーム」も、ぜひ検討してみてください。
入浴剤の使用
入浴剤にはリラックス効果や肌の保湿効果がありますが、すべての浴槽で使用できるわけではありません。
一部の入浴剤には、酸やアルカリ成分が含まれているものがあります。
これらは浴槽の素材を傷める原因となり、ひび割れや変色を引き起こすことがあります。特に人工大理石やホーロー製の浴槽は注意が必要です。
追い焚き機能付きの浴槽では、入浴剤の成分が配管に蓄積し、詰まりや故障の原因になることがあります。
特に、硫黄成分を含む入浴剤は配管を傷めるため、使用を避けたほうが良いでしょう。
安全な入浴剤の選び方
- 浴槽の説明書を確認し、適した入浴剤を使用
- 追い焚き機能を使う場合は、配管を傷めない成分の入浴剤を選ぶ
- できるだけ天然成分の入浴剤を選ぶ
浴室を長持ちさせるために気を付けたいポイント
浴室は湿気や水分に常にさらされるため、ちょっとした使い方の違いが寿命に大きな影響を与えます。ここでは、浴室を長持ちさせるために注意すべきポイントをいくつかご紹介します。
毎日の掃除を習慣にする
浴室を清潔に保つためには、日々の小さな掃除が重要です。汚れや水滴を放置すると、カビや水垢が発生し、掃除の手間が増えるだけでなく、設備の劣化も早めてしまいます。
簡単な掃除を習慣化することで、美しい浴室を維持できます。
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入浴後に壁や床の水滴を拭き取る
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排水口の髪の毛やゴミを取り除く
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週に1回は浴槽や壁の洗浄を行う
換気を徹底する
湿気がこもると、カビの発生や設備の劣化を招くため、浴室の換気は欠かせません。
入浴後に適切な換気を行うことで、湿気を効果的に排出し、浴室を清潔に保つことができます。
正しい換気のポイントを押さえましょう。
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換気扇を2時間以上回す
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浴室のドアを開けておく
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窓がある場合は、対角線上に空気を通すように開ける
設備の劣化に注意する
浴室の設備は長年の使用によって劣化が進みますが、早めに対処すれば長持ちさせることが可能です。
浴槽やシャワーヘッドの異変、排水の流れが悪くなった場合など、設備の劣化サインを見逃さず、適切なメンテナンスを行いましょう。
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浴槽のヒビや変色
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シャワーヘッドの水垢や詰まり
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排水の流れが悪くなってきた場合
日々のちょっとした工夫で、浴室を長持ちさせることができます。
浴室は湿気が多く、劣化しやすい環境ですが、適切なケアを行うことで長持ちさせることが可能です。
日々の掃除や換気を意識するだけで、汚れやカビの発生を防ぎ、設備の寿命を延ばすことができます。
正しい知識で快適な浴室環境を保とう
浴室は毎日使う場所だからこそ、適切な使い方が求められます。
入浴中に換気扇を回すことでカビが発生しやすくなったり、メラミンスポンジで浴槽を傷めたり、入浴剤が設備に悪影響を及ぼすことがあります。
これらのNG行為を避け、正しい使い方を実践することで、浴室を清潔で快適に保ち、長く使い続けることができます。ぜひ今日から実践してみてくださいね。