後悔しない浴室リフォームのために!浴室リフォームの費用・注意点
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「浴室が寒くて冬場はつらい」「掃除してもカビが取れない」「そろそろリフォームを検討したほうがいいのかな?」 そんな悩みをお持ちの方に向けて、今回は“浴室リフォームのタイミング・費用・注意点”について徹底解説します。
特に、40代以降の世帯では住まいの経年劣化やライフスタイルの変化により、浴室環境を見直す時期が訪れます。
健康・安全・快適性を兼ね備えた浴室を実現するためには、適切な時期に、適切な内容でリフォームを行うことが重要です。
本記事では、浴室リフォームを検討するにあたっての判断ポイントや注意点、費用の目安について解説していきます。
浴室リフォームを考えるべきタイミングとは?
一般的に、浴室のリフォームを検討するタイミングは「築15年〜20年」と言われています。
この時期になると、見た目にはわかりにくい部分でも、配管の劣化や防水性能の低下、断熱材の劣化などが進行している可能性があります。
特に在来工法の浴室では、タイル目地からの水漏れや床下への湿気が問題になるケースも。
以下のような症状が現れたら、リフォームを検討するサインです。
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壁や床のカビが頻繁に発生し、掃除してもすぐ再発する
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タイルのひび割れや剥がれがある
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浴槽の表面がざらついてきた
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換気しても湿気がこもり、においが取れない
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シャワーの水圧が落ちてきた
これらは劣化の初期症状でもあり、放置すると構造躯体の劣化や健康被害につながる可能性もあるため、早めの対処が肝心です。
家族構成の変化に合わせてリフォーム
40代以降の世帯では、子供の成長や独立、高齢化といったライフステージの変化が訪れることの多い年代です。例えば、
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小さい子どもが成長して浴室を一人で使うようになった
- 子どもが巣立ち、夫婦2人暮らしとなった
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両親との同居が始まり、バリアフリーが必要になった
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自分自身の老後を見据えて安全性の高い浴室にしたい
など、それぞれの家族にとって使いやすい浴室環境を整える時期とも言えます。
光熱費の見直しにも有効
古い浴室は断熱性能が低く、お湯がすぐ冷めてしまったり、暖房効率が悪かったりするケースも多いです。
浴室の断熱性能を高めるリフォームは、日々の光熱費を節約する効果もあるため、長期的に見ると「お得な投資」として考えることもできます。
浴室リフォームにかかる費用の目安
現在の主流であるユニットバスの交換は、比較的スムーズに工事でき、費用も抑えやすいリフォームです。
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標準的なタイプ:50万〜100万円前後
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高機能・デザイン性重視タイプ:100万〜150万円以上
費用はサイズや機能、グレードによって変動します。
一方で、昔ながらのタイル貼りの浴室(在来工法)からユニットバスへ交換する場合や、構造から作り直すケースでは、解体・防水・断熱工事込みで:100万〜200万円以上かかることも。
特に構造体に劣化や腐食がある場合、補修費用が別途必要になるため、現地調査と見積もりは必須です。
バリアフリーや断熱性能強化などのオプション
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手すりの設置:1万円〜
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浴室暖房乾燥機:10万円〜
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断熱浴槽:追加で5〜10万円程度
快適性や安全性を高めるための機能を追加すると、費用も上乗せされますが、その分メリットも大きいです。
国や自治体によっては、以下のようなリフォームに対して補助金が用意されている場合があります。
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バリアフリー改修(介護保険対応)
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省エネ住宅リフォーム(こどもエコすまい支援事業など)
最新情報を自治体サイトやリフォーム業者に確認し、活用を検討しましょう。
浴室リフォームで失敗しないための注意点
目的を明確にする
浴室リフォームでよくある失敗が「古くなってきたからなんとなく綺麗にしたい」といった曖昧な動機によるものです。
以下のように、目的を明確にして優先順位を整理しましょう。
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節水をしたいのか?
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保温性を高めたいのか?
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掃除を楽にしたいのか?
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安全性(バリアフリー)を重視するのか?
目的がはっきりすれば、必要な機能や設備が自然と見えてきます。
現状の浴室サイズや構造を把握する
特にマンションなどでは、構造上の制約があることも。
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天井高に制限がある
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排水管の位置が動かせない
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隣接する部屋の関係でレイアウト変更不可
事前に現地調査を行い、施工可能な範囲を把握しておくことが重要です。
ショールームで実物に触れる
カタログやネットの画像だけでは、実際のサイズ感や使い心地がわかりません。
可能であれば、メーカーのショールームを訪れて、
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浴槽の深さ・形状
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床材の滑りにくさ
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シャワーヘッドや収納の使い勝手
などを実際に体験してみましょう。
工期と生活への影響を見積もる
浴室のリフォーム期間中は、当然ながら浴室が使用できません。
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一般的なユニットバス交換:4〜7日程度
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大規模な在来浴室リフォーム:1〜2週間程度
期間中の入浴手段(銭湯・親戚宅・仮設シャワー設置など)を考えておきましょう。
信頼できる業者選びが成功のカギ
見積もり価格だけで業者を決めるのは危険です。
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相見積もりをとる(3社以上が目安)
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実績・施工例の確認
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担当者の対応力
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保証内容やアフターサポート
長期的なお付き合いになる可能性があるため、信頼関係を築ける業者を選ぶことが大切です。
快適な浴室づくりの第一歩は「準備」から
浴室は、家族全員が毎日使う場所であり、心と体を癒す大切な空間です。
だからこそ、適切なタイミングで、目的に合ったリフォームを行うことが暮らしの質を大きく向上させます。
40代以降の世帯では、住まいへの意識も高まる時期。安全性・断熱性・掃除のしやすさなど、自分たちの生活に本当に必要な要素を見極めて、後悔のない浴室リフォームを実現しましょう。