入浴中に浴室の換気扇を回すのはNG?カビを防ぐ正しい換気方法を解説
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「お風呂に入っている間は換気扇を回したほうがカビ対策になる」と思っていませんか?
入浴中の換気方法によっては、浴室内に結露が発生しやすくなり、かえってカビが繁殖しやすい環境をつくってしまうことがあります。
ただし、すべての浴室で「入浴中の換気扇はNG」というわけではありません。浴室の構造や換気設備、24時間換気システムの有無によって、適切な使い方は異なります。
この記事では、カビが発生する原因や正しい換気方法、24時間換気の注意点について解説します。
入浴中に換気扇を回すとカビが発生しやすくなる理由
入浴中に換気扇を回すと、浴室内の暖かい空気が外へ排出され、代わりに冷たい外気が入り込みます。
入浴中の浴室は、湯気によって室内全体が暖かく保たれています。
しかし換気扇を回すと、この暖かい空気が排出され、冷たい空気に置き換わります。
すると天井や壁との温度差が大きくなり、水滴が付着する「結露」が発生しやすくなります。
この水滴が残ることで湿度の高い状態が続き、カビが繁殖しやすい環境になってしまうのです。
特に冬場や梅雨時期は温度差が大きくなるため、結露が発生しやすく注意が必要です。
カビが発生する3つの条件
カビは次の3つの条件がそろうと繁殖しやすくなります。
湿度
浴室は家の中でも湿度が高い場所です。
湿度が60%を超えるとカビは活動しやすくなり、80%以上ではさらに繁殖が進みやすくなるといわれています。
温度
カビは20〜30℃程度の暖かい環境を好みます。
毎日お湯を使う浴室は、カビにとって快適な場所といえます。
汚れ
皮脂や石けんカス、シャンプーの飛び散りなどはカビの栄養源になります。
掃除をしていても、排水口やドアのパッキンなど見えにくい場所には汚れが残りやすいため注意しましょう。
カビを防ぐ正しい換気方法
浴室を清潔に保つためには、入浴後のひと手間が重要です。
浴槽のフタを閉める
家族全員の入浴が終わったら、できるだけ早く浴槽のフタを閉めましょう。
お湯から発生する蒸気を抑えることで、浴室全体の湿度を下げやすくなります。
壁や床に水をかける
浴室全体が温まったままだと、湯気が発生し続けます。
壁や床に冷水をかけて温度を下げることで、湿気の発生を抑えられます。
窓やドアを閉める
換気扇を効率よく動かすためには、窓やドアを開けっぱなしにしないことも大切です。
浴室ドアの下部には給気口が設けられていることが多く、そこから空気を取り込むよう設計されています。
ドアを大きく開けてしまうと空気の流れが乱れ、換気効率が落ちる場合があります。
換気扇を長時間回す
入浴後は、浴室内が完全に乾くまで換気扇を回しましょう。
換気扇は何時間回せばいい?
目安は3〜8時間程度です。
ただし、梅雨や冬場は湿気が残りやすいため、夜から朝まで回し続けても問題ありません。
24時間換気対応の換気扇は、常時運転を前提に設計されているものも多くあります。
浴室がしっかり乾いているかを確認しながら調整しましょう。
24時間換気システムの場合は止めない?
注意したいのが24時間換気システムです。
最近の住宅では、建築基準法により24時間換気設備が設置されているケースが多くあります。
この設備は浴室だけでなく、住宅全体の空気を循環させるためのものです。
そのため、メーカーは基本的に停止しないことを推奨しています。
「入浴中は換気扇を止める」といっても、24時間換気まで止める必要はありません。
設備によって運転方法が異なるため、取扱説明書を確認しましょう。
浴室乾燥機のとの違い
浴室乾燥機が付いている家庭では、換気運転より乾燥運転のほうが効果的な場合があります。
乾燥運転は温風や送風を利用して浴室内を短時間で乾燥させるため、カビ対策としても優れています。
洗濯物を干す機会が多い家庭では、乾燥機能を積極的に活用するのもおすすめです。
ピンク汚れと黒カビは違う
浴室でよく見かけるピンク色の汚れは、実はカビではなくロドトルラという酵母の一種です。
湿気の多い場所に発生しやすく、放置すると黒カビが繁殖する原因にもなります。
ピンク汚れを見つけたら、早めに掃除することが黒カビ予防につながります。
それでもカビが生えるならリフォームも検討を
毎日掃除をしていても、古い浴室ではカビが発生しやすいケースがあります。
考えられる原因としては、
-
換気扇の性能が低下している
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窓の断熱性能が低い
-
タイル目地にカビが染み込んでいる
-
断熱性能が低く結露しやすい
といった点が挙げられます。
最近のユニットバスは断熱性能や換気性能が向上しており、防カビ仕様の壁材や乾きやすい床材を採用した商品も増えています。
掃除の手間を減らしたい方や、長年カビに悩んでいる方は、浴室リフォームも選択肢の一つです。
よくある質問
入浴中は絶対に換気扇を止めた方がいいですか?
必ずしもそうではありません。浴室の構造や換気設備によって適切な使い方は異なります。
24時間換気システムは停止しないことが推奨されている場合が多いため、取扱説明書を確認しましょう。
窓も開けた方がいいですか?
必ずしもそうとは限りません。
風向きや外気の湿度によっては、かえって換気効率が下がることもあります。
換気扇は電気代が高くなりませんか?
一般的な浴室換気扇の消費電力はそれほど高くありません。
機種によって異なりますが、24時間運転しても大きな負担になりにくいケースが多いです。
まとめ
浴室のカビ対策で大切なのは、「とにかく換気扇を回す」ことではなく、浴室内の湿気を効率よく取り除くことです。
入浴後は浴槽にフタをし、壁や床に冷水をかけて温度を下げ、窓やドアを閉めた状態で換気扇を回すことで、カビが発生しにくい環境をつくることができます。
また、24時間換気システムを採用している住宅では、設備の仕様に合わせた運転が重要です。
それでもカビや結露が改善しない場合は、換気設備の劣化や浴室自体の性能が原因になっている可能性もあります。
気になる場合はリフォーム会社へ相談し、自宅に合った改善方法を検討してみましょう。
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