給湯器は40度以下に設定すると壊れる!?おすすめ設定温度と注意点
- リフォーム基礎知識
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給湯器の設定温度を40度前後に設定しているご家庭は多いと思います。
でも実は給湯器を40度以下に設定し続けていると、サーモスタット式水栓が壊れやすくなってしまう可能性があります。
そこで今回は、給湯器を40度以下にすると壊れる噂の真相と、おすすめ設定温度について解説していきます。
給湯器を40度以下にすると壊れるって本当?
結論から言うと、サーモスタット式水栓を使っているご家庭は注意が必要です。
少し前に、こんな内容がSNSで話題となりました。
給湯器の温度42度以上にしてる?
「実は42度以下にしてるとお風呂のサーモ水栓の寿命が半分になります。しかも早いと5年で壊れるよ」
症状は、水しか出なくなるという壊れ方。せっかくガス代節約したのに、壊れちゃったら意味ないよね?
温度の調節は、蛇口で調整しましょう。
では皆さん風呂場へGO pic.twitter.com/mNP4mDyWGd— かわちゃん@エアコン人間 (@kawaken1985) January 24, 2021
それは、給湯器の温度を40度以下に設定するとサーモ水栓が壊れやすくなるという内容。
この投稿は一時話題となり、大手ニュースメディアでも取り上げられました。
サーモスタット式水栓とは、ダイヤルで好みの温度に設定できるタイプの水栓で、ユニットバスのシャワー水栓に多いタイプです。
最近のユニットバスでは一般的になっている水栓ですね。
ではなぜ、給湯温度の違いで壊れやすくなってしまうのでしょうか。
給湯温度の推奨温度は50℃~60℃!
引用:LIXIL
まずサーモ水栓はダイヤルなどで好みの温度設定を水栓でセット出来るものです。
レバーなどの操作で内部のサーモエレメントが温度を感知し、お湯と水の量を自動で調整することで吐水温度を一定に保ってくれます。
例えばこれが給湯器が40℃設定で水栓からは38℃程度のお湯を出そうとすると、わずかに温度差のため水で微調整をする必要があり、これが大きな負荷となってしまいます。
給湯器と水栓の温度差が10℃前後であれば、ある程度多くの水で温度調整をすることができるため負荷が少なくなるため、各メーカーでも50~60℃設定を推奨しているところがほとんどです。
また、この水栓が付いていないご家庭でも給湯器から蛇口までの距離によっては、給湯器の温度設定より低いお湯になることも多い(冷めてしまう為)ので給湯温度は高めに設定した方が快適に使えます。
温度をあげると光熱費もあがる?
- 温度を高くすると光熱費もあがるのでは?と心配になりますよね。結果的には10℃ほど高く設定しておくほうが効率よく水栓までお湯を届けられるので、場合によっては、かえって光熱費を節約できる場合もあります。
給湯器が冬に壊れやすいのはなぜ?
給湯器は負担をかければかけるほど故障がおきやすくなります。
気温が急激に下がる冬場はお湯を使うシーンも増え頻繁にオンオフを繰り返すことが多くなるため、給湯器への負担も大きくなります。
オンオフというのは機器に負荷をかける原因の一つなので、給湯器の出番が増える冬場は夏場に比べると壊れやすいといわれています。
また朝と夜の気温差がある梅雨の時期や台風など荒天時にトラブルが加わることも。
また使用年数が10年を超えていると経年劣化による故障トラブルも起きやすくなりますので、早めの点検・交換をおすすめします。
給湯器・お風呂リフォームは千葉建設工業へ!
サーモスタット水栓を使っているご家庭は、給湯器は50~60℃に設定しておくと給湯器への負担を減らせることができます。
これについては弊社公式YouTubeチャンネルでも解説していますので、ぜひ合わせてご覧ください。
梅雨や台風、厳しい寒さが来る前に給湯器のメンテナンスをしてみませんか?
千葉建設工業では、給湯器の交換・修理も行っています。
急にお湯が出なくなって困ってしまう前に、ぜひ一度ご家庭の給湯器のメンテナンスを実施してみてくださいね。